osa5635’s diary

動物と動物園のお話

ウォンバットが暮らす小さな動物園

無料で楽しむ動物園②

五月山動物園


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 前々回で入園無料の和歌山城公園動物園をご紹介しましたが、今回は同じく無料で入れる五月山動物園をご紹介します。

 五月山動物園大阪府池田市にあり、阪急池田駅が最寄り駅となります。駅から徒歩で20分ほどでしょうか。駅北口からバスも出ています。ターミナルから2つ目の停留所「五月山公園▪大広寺」で下車してください。


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 案内表示に従ってしばらく歩くと正面入り口で「さつきやまどうぶつえん」と書かれた可愛い看板がみえます。


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エミュー

 

 中に入ると、ヒツジ、ヤギ、ニワトリ、ウサギなど中▪大型動物園のふれあい広場でお馴染みな顔に加え、アルパカ、ワラビー、エミュー、ポニーの姿があります。


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▲アルパカ


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▲ワラビー

 

 しかし、五月山動物園の最大のスターはなんといってもウォンバットです。オーストラリアの一部とタスマニア島が原産。チャーミングな顔に、丸々とした体型、短い脚で歩く姿がたまらなく可愛いですね。


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 現在、全国の動物園のなかでウォンバットを飼育展示しているのは長野県長野市茶臼山動物園と、ここ五月山動物園のみです。しかも両園合わせて7頭のうち5頭が五月山で暮らしているのです。

 日本で2番目に小さくて入園無料の動物園に、貴重な存在ともいえるウォンバットが5頭もいるのは驚きであり、同時になにか嬉しくも感じます。

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 池田市はオーストラリア▪タスマニア州ローンセストン市の姉妹都市で、ウォンバットはその動物親善大使として五月山動物園にやって来たのでした。1990年のこと。2年後に初の赤ちゃん(♀)が誕生し、さらに翌年に第2子(♀)が生まれています。ウォンバットの繁殖は日本初、世界でも2例目になるということです。

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 現在の5頭は、ワイン(30歳♂)さん、フク(15歳♂)さん、ユキ(3歳♀)さん、マル(3歳♀)さん、コウ(3歳♂)さんという陣容になっています。


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 他にアルパカ、ワラビーなどもいるとご紹介しましたが、この2種とヒツジ、エミューにはお客さんが直接おやつをあげることができるんですよ。おやつは園内の自販機で1個200円で入手します。ただし、動物の体調管理のため、販売数が調整されているため、お客様が多い日は売り切れになってしまいますので注意が必要です。

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 また、ポニーにも細かく切ったニンジンをあげることができます。料金は100円で、こちらも売り切れ次第終了です。


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 さらにお昼前と午後の2回、動物たちと仲良くなれる「ふれあいタイム」が開かれます。触れることができるのはカイウサギ、ニワトリ、ウコッケイ、モルモット、ケヅメリクガメなどです。


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 入園無料で、日本で2番目に小さい動物園。確かに、ただ見学するだけなら、あっという間に園内を一周できてしまいます。だけど能動的に取り組めば、十分に楽しめる、ステキな動物園ですよ。

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